小さな 手紙 02
季節を 待つように 忘れる 🌈
どんな人でも その時の
自分では 抱えきれない
傷を 負うことが あります
言葉が 消えてゆく ほどの
苦しみに 入る時
人格の すべての 範囲が
壊れて しまわない ように
私の 一部分が その傷を
背負って 眠るように
忘れる 作用が 始まる
心が 分離していく 静けさに
『 はっ 』 と する
それは なんとも いえない
普段 干渉できる 世界とは
別の 場所に 私の 欠片が
移ったような 感覚が よぎる
けれど 次の 瞬間に
『 何か 』 が なくなった 気がしても
『 何か 』 が わからない
気の せいなのか
と 自分を 故意に 納得させる
不安が 心を 埋めて
しまわない ように
忙しく 振る 舞い
感情の 起伏で
『 私は ここに いる 』
という 実感を 得ようと
生活の ページを 次々と めくる
何かを 忘れている
途切れて しまっている
この感覚は 何なのか
焦ったり 不安に
思わなくて いいよ
肯定に 自身を 捉えて
歩いていく 中で
受け止められる
時がくると 思うよ ✨
それまで 待って くれているよ
だから だいじょうぶ 🔔
私を 少しずつ
拾えるように なるよ
あなたが どこかで
途切れて しまった ように
思うことが あっても
そんなことは ないよ
季節の はからいに 応えるように
雪が 解けて 川に 流れ込み
また あなたを
ひとつに 向かわせる
きっと 誰でも
笑顔が 似合うよ 💐
広 島 市 安 佐 北 区 福 王 寺 山
黄 昏